2022年09月26日 09:27

東京都東村山市とマーケットエンタープライズは、10月1日より、地域社会における課題解決を目的とした不要品リユース事業の連携をスタートする。

東村山市では、廃棄物削減に積極的に取り組んでおり、廃棄された家具の再生等一定のリユースについても行ってはいたものの、更なるリユースに向けた新たな対策の実行が急務と捉えられていた。加えて、東村山市民にリユースという選択肢を増やしてもらうには、誰にでも簡単で使いやすい仕組みである必要があった。マーケットエンタープライズが運営する「おいくら」は、一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却ができる手軽さが好評で、年間およそ20万人(8月現在)の人に利用されているサービスだ。

梱包が難しく、発送も困難である家電や家具などの大型品は、これまで個人での売却は難しいと捉えられていた。しかし、「おいくら」を利用すると、不要品の一括見積もりから買取依頼、売却までを自宅から一歩も出ずに、スムーズに完結できるようになる。「おいくら」を用いた同取り組みによって、簡単にかつ廃棄ではなく売却という形で不要品のリユースができることを市民が認知することにより、「リユースする」という選択肢が増え、不要品処分やリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。なお、市民のサービス利用に関する費用負担はもちろん、同取り組みに関して東村山市の費用負担もない。東村山市ホームページ内「粗大ごみの収集」と「粗大ごみの自己搬入」に「おいくら」の情報が掲載され、10月1日より直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。

粗大ごみの収集 / 粗大ごみの自己搬入