
パルシステム連合会は、10月1日、気候変動の一因である食品ロスの削減に向けた暮らしのアイディアを共有するオンラインイベント、環境・気候変動アクション学習会「パルシステムで食品ロスを削減」を開催する。
講師には、家事と暮らしの研究家中山あいこさんが登場。中山さんは、手間や時間をかけずに心地よいシンプルな暮らしを送るコツをブログなどで発信している。パルシステムの宅配サービスも活用し、食品ロスを生まない買い物や保存、使いまわしを実践している。講座では、中山さん自身が楽に暮らしを充実させているパルシステムの活用術を紹介する。
消費者庁が6月に発表した2020年度の国内推計食品ロス総量522万トンのうち、47%を占める247万トンは家庭から廃棄されている。国内自給率38%と多くの食料を海外から輸入し、さらに廃棄に必要なエネルギーを浪費して温室効果ガスを発生させているのが日本の現状だ。パルシステムの宅配事業では、商品の受注数が前週に確定するため「売れ残り」による食品ロスが発生しない。さらにオリジナル商品の開発では、規格外サイズの青果の活用や廃棄部分を減らすなど、食品ロス削減を追求している。2022年度からは、買い物をはじめ一人ひとりの考えや行動から、よりよい未来のために半歩先へ進むことを「超えてく」として、さまざまなサステナブルアクションを呼びかけている。今回のイベントでも、ふだんの何気ない買い物と無駄を出さない使い切り術でサステナブルな未来づくりへの参加を呼びかける。
開催日時は10月1日10時~12時。開催方法はZoomによるオンライン開催。