2022年08月12日 09:05

カインズは、同社が設計・建設し前橋市に寄付をするサッカー場施設の基本計画をまとめ、8月10日の前橋市市長定例会見内で発表した。

カインズは、ザスパクサツ群馬がJリーグに加盟して間もない2006年から、ベイシアグループの各企業とともに、オフィシャルユニフォームパートナーとしてチームを支援している。2020年12月には、チームを運営するザスパに資本経営参加し、筆頭株主グループの一員となった。ザスパは、専用の練習場やクラブハウスなどを持っておらず、前橋市が所有する施設を賃借して日々練習している。カインズは、ザスパの「共創」パートナーとして、ザスパの練習環境を充実させるために何かできることはないかと群馬県や前橋市と検討を重ね、今回「地方創生応援税制」、いわゆる企業版ふるさと納税を活用した同事業を進める運びとなり、2月8日に「企業版ふるさと納税を活用したプロスポーツ振興事業等に係る基本協定」を締結した。

今回の基本計画では、12月に着工予定のサッカー場施設の概要と、地域住民の交流拠点としてのコンセプトについて具体的に取りまとめている。同施設は、ザスパの練習拠点としての利用以外にも、「地元ユースの育成(ホームグロウン)」、「地域の健康増進とサッカー人口の拡大」、「スポーツ食堂の設置による食を通じた健康」、「子どもたち、ペット、地域交流、コミュニティーの拡大」の場として広く地域の人に利用してもらうことをコンセプトにしている。

オープンは2024年4月(予定)。位置はローズタウンF地区北の一部(約5.28ha)。

カインズ / ザスパ