2022年07月29日 12:43

ズーは、薬局業務のDXの推進や対人業務の充実を目指し、クラウド型電子薬歴システム「ホルトノキ」を発表、8月19日に販売開始する(予定)。
DXの推進が本格化している昨今、現場の業務を効率化するシステムや、クラウド化によるBCPの強化がより強く求められるようになった。また、2015年に厚生労働省の「患者のための薬局ビジョン」で提唱された、対物業務から対人業務へのシフトという方針に合わせて、薬剤師の対人業務への評価は年々比重が増している。これらの背景からズーでは、PC・タブレットどちらでも使える形で、適切な内容に服薬指導を標準化し、その内容をすばやく薬歴に反映可能な、クラウド型電子薬歴システム「ホルトノキ」を開発した。
「ホルトノキ」は、処方内容のチェック機能によって、指導文の候補を表示。薬剤や患者の情報をもとにした、共通の指導文を参考に服薬指導を行うことで、経験やスキルの異なる薬剤師の指導内容を標準化できる。また、長年レセプトコンピューターを開発している同社の強みを活かし、独自の処方鑑査機能を搭載。年齢や体重で異なる分量を計算して、調剤ミスを防止する。さらに、薬局業務の順番に合わせて、業務の進捗を一覧で表示。患者の待ち時間や対応状況を「見える化」して、薬局内で共有することができる。ピッキング・調剤監査では、タブレットのカメラやBluetooth接続のリーダーを用いて、薬剤のGS1コードを読み取り、処方内容とピッキングした薬剤が合っているか機械的にチェックすることができる。
販売開始日は8月19日。