2022年07月26日 19:57

大日本印刷(DNP)と渋谷未来デザイン、渋谷区立宮下公園パートナーズの3者は、現実の宮下公園を高精細に表現した仮想空間「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」を構築。公共空間を高度に利用する取り組みの一つとして、実証事業を行っている。またDNPと京都市は同空間内に、伝統工芸や観光資源等の京都の魅力を体験し、人と人が交流できるバーチャル空間「京都館PLUS X」を構築、3月にオープンした。

今回、「京都館PLUS X」の一区域で、京都の伝統的な食べ物・工芸品・観光名所などをテーマに渋谷区の子どもたちが描いたピクセルアートを、7月26日~9月上旬(予定)まで展示する。

小学生たちは「京都館PLUS X」を回遊しながら、京都の伝統的な食物・工芸品・観光名所などを京都市職員から学び、その内容をもとにピクセルアートを描いている。普段は出会えない各地域の人同士が、「京都館PLUS X」でのコンテンツ鑑賞やコミュニケーション、ワークショップ等を通じて交流することで、アート作品の制作につながった。

またアート作品等のリアル展示会では、会場の確保、作品の搬入・搬出、会場の営業時間や所在地など、物理的な条件や制限等がある。今回は、バーチャル空間にアート作品を展示することで、誰もがいつでも自由に見ることが可能。利用者は自身の分身となるキャラクター(アバター)を選んで、同時に参加しているユーザーと音声で会話できるほか、展示しているアート作品を撮影することもできる。詳しくはこちら