2022年07月13日 12:50

日本カーシェアリング協会(JCSA)は、7月13日~9月8日まで、日本自動車連盟(JAF)とともに、災害時に寄付車を一定期間無償で貸し出し、被災者の生活再建の後押しをする活動のためのクラウドファンディングを実施する。
日本カーシェアリング協会は、東日本大震災をきっかけに宮城県石巻市で活動をはじめた非営利団体。寄付で募った車を活用した被災地支援等の社会貢献活動を行ってきた。自然災害があるたびに被災地では多くの車が被災し、車不足に陥ることがある。それらを解消するため、協会では車の寄付を募り、集まった車を被災地で無償貸出する支援を行っている。貸出車両はすべて寄付で提供されたもの。「寄付車」を活用した新しい支え合いの仕組みだ。
今回実施するのは、寄付車の無償貸出支援活動(モビリティ・レジリエンス)をテーマにしたクラウドファンディング。支援活動の財源を確保することはもとより、災害で車を失うことの影響の大きさ、それに対する支援についての認知度を向上させることを目指す。全国でおこる災害に際し「寄付車」によって移動手段を確保することで、いち早い復興の一助になればと考えている。この取り組みを石巻から全国に広げ、石巻から社会が変わっていく様を見せられるように取り組んでいく。
目標金額は300万円。実施期間は7月13日~9月8日。