2022年07月13日 09:59

イトーキは、ピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)と素材の自由度を活かしたクリアな吸音パネル「iwasemi HX-α」の販売を開始した。

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流行に伴うリモートワークの急速な拡大とオフィス内でのWeb会議の増加に伴い、ファシリティの在り方も大きな部屋で複数人を集める方式から少人数利用の狭小方式へシフトしている。このような時代の変化を受け、イトーキでは「遮音」と「吸音」を組み合わせ、狭小空間における音環境の快適性を向上させることを追求してきた。そこで今回、テクノロジーで音環境をコントロールする独自のノウハウを持つPxDT社の知見や技術と、イトーキが保有するオフィスにおける「空間」「環境」「場づくり」の知見を融合させることによって、ガラスに囲まれた空間に付きまとう反響音の問題に対して、課題解決の可能性を模索すべく、共同開発に着手することとした。

同商品は、PxDT社の音響メタマテリアル技術にイトーキのデザイン・設計技術を掛け合わせることで誕生した、ガラスに貼れる透明吸音パネル。Web会議が日常化したオフィスにおいて、人の声に多く含まれるという500~1000Hzの周波数帯に特化した吸音構造設計を搭載している。iwasemiの素材自由度を活かし、透明な樹脂による吸音構造を実現。6色の組み合わせにより、あらゆる空間になじむ多彩な表現を加えることが可能だ。これらの特徴により、ガラスの反響音を抑え、話しやすいクリアな空間を実現できる。

価格はオープン価格。

「iwasemi HX-α」公式サイト