2022年04月11日 15:33

特許庁は、4月18日の「発明の日」を前に、動画「ここがすごいぞ!日本の十大発明家」を特許庁YouTubeチャンネルで公開した。
1885年4月18日、初代特許庁長官を務めた高橋是清らが現在の特許法の前身である「専売特許条例」を公布し、日本の特許制度が始まった。これを記念し、1954年1月28日に、通商産業省(現在の経済産業省)は、特許制度をはじめとする産業財産権制度の普及・啓発を図ることを目的として、毎年4月18日を「発明の日」とすることを決定した。
動画「ここがすごいぞ!日本の十大発明家」は、専売特許条例の公布100周年を記念して選定された「日本の十大発明家」について、特許庁公式動画として初の試みとしてコミカルに紹介したものであり、幅広い層に産業財産権制度の普及・啓発を図ることを目的としている。現職の特許審査官が、「日本の十大発明家」である豊田佐吉(木製人力織機)、御木本幸吉(養殖真珠)、鈴木梅太郎(ビタミンB1)の3名について、発明に至るまでの苦難の道のりと、発明家の不屈の精神により生み出された発明が世の中をどのように豊かにしたかなどのエピソードを紹介。動画を通し、これら歴史的な発明が日本の技術開発の推進に寄与したことを学んでもらい、未来を拓く産業財産権制度について関心を深めてもらう。
「日本の十大発明家」は、他に、高峰譲吉(アドレナリン)、池田菊苗(グルタミン酸ソーダ)、杉本京太(邦文タイプライター)、本多光太郎(KS鋼)、八木秀次(八木アンテナ)、丹羽保次郎(写真電送方式)、三島徳七(MK磁石鋼)。