オンライン不動産取引マーケットプレイス「RENOSY（リノシー）」を運営するGA technologiesは、利用者向けにマイページをアップデートした。本アップデートでは、「書類提出機能」「電子契約機能」を追加。また、同機能で書類提出・契約手続きを電子化したことにより、問い合わせから売買契約に至るまでの一連の不動産取引のオンライン化を実現した。

従来、不動産の売買契約においては、宅地建物取引業法で重要事項説明書等への押印や書面交付が義務付けられており、契約手続きをオンラインで完結することはできなかった。しかし、2021年5月12日にデジタル改革関連法が成立。不動産業においては、令和3年改正宅地建物取引業法の施行をもって、重要事項説明書等への押印が不要になるとともに、書類の電子交付が可能になる。

同社はこれまで、問い合わせやオンライン面談、アプリでの資産管理など、押印・書面交付に係わらない諸手続きのオンライン化を進めてきた。それらに加え、今回のアップデートでは、「書類提出機能」「電子契約機能」をマイページに追加。問い合わせから売買契約に至るまでの一連の不動産取引のオンライン化を実現した。

これにより、本人確認書類等の印刷や持ち込み・郵送での提出、契約書類への署名・押印や原本（書面）の保管が不要に。利用者はより手軽に契約手続きを進めることができる。