2022年04月04日 12:52

大日本印刷(DNP)は、AKIBA観光協議会とともに、リアルとバーチャルの融合による地域共創型XRまちづくりとして推進する「バーチャル秋葉原」を4月1日にオープンした。

コロナ禍でインバウンド需要が減少する中、秋葉原ならではのコンテンツを創出して国内外に安全・安心に情報発信することや、クリエイターが活躍できる新たな場の構築、新しいコミュニケーションの創出などが課題となっている。また、DNPは2021年から、リアルとバーチャルを融合する「XR」の技術を活用し、自治体や施設管理者公認の空間を構築・運用するXRコミュニケーション事業を推進している。

DNPは地域活性化を目指す「地域共創型XRまちづくり」の一環で、千代田区、千代田区観光協会、AKIBA観光協議会の協力のもと、地域の課題解決につながる空間開発や機能設計を行っている。「バーチャル秋葉原」では、地域の事業者の賛同を得ながら、メインストリートの一つ、中央通りの万世橋から神田明神下交差点までのエリアや「神田明神」をバーチャル空間に再現した。この空間では実際の店舗をバーチャルショップとして活用できるほか、中央通りの空中にギャラリースペースを設けるなど、バーチャルならではの拡張も行っている。街の魅力のひとつである「サブカルチャー」や歴史ある「神田明神」の魅力を国内外に発信するとともに、地域・企業・クリエイター・ファンをXRでつなげることで地域経済の活性化を促し、コンテンツ市場のさらなる拡大と新たな秋葉原ファンの創出を図る。

バーチャル秋葉原公式サイト