2022年04月04日 09:50

味香り戦略研究所は、同社が保有している味覚データ分析技術を活用し、レシピ味をデータ化した「フードNFT」市場を創出することを目的とした「フードNFTコンソーシアム」を設立した。

味香り戦略研究所では、味覚センサなどを活用した感性工学的分析手法による定量的・科学的な手法で10万件以上に及ぶ食のデジタルデータを保有している。これにより音楽の世界で楽譜があるから曲を再現できるように、この食譜とも呼べる食のデジタルデータがあることで、味の再現が可能となり、日本だけではなく世界の味を後世につなげていくことが可能となる。

記憶遺産(資産)としての想い出の味、おふくろの味、未来に残すべき国や地域の伝統の味、文化として価値のある有名シェフの料理の味わいを「味覚データ」と「レシピデータ」のデジタルデータとして紐づけしてSymbolブロックチェーン上に記録しNFT化することによって、「味の著作権」運用を実現する。このような活動によりフードNFTの発展と流通を促進することが「フードNFTコンソーシアム」設立の趣旨だ。なお、世界初のフードNFTとして、ビヨンドスイーツを提供するセディカルの健康チョコレートブランド「メディカレート」が2022年のバレンタインシーズンに発売した「ケトサポート」の味覚データ+レシピデータを提供する。

コンソーシアムの幹事は、味香り戦略研究所、Atomos-Seed、国際総合知財ホールディングス、専門学校東洋美術学校、NFT-Drive(法人化手続き中)、後藤博之さん(共同会長)、小柳道啓さん(共同会長)など。

フードNFTコンソーシアム