2022年03月25日 16:08

新潟県阿賀町において、過疎化した商店街空き店舗を活用するプロジェクトのクラウドファンディングが開始した。明治34年設立の阿賀黎明高校は人口減少の影響を受け、現在では全校生徒78名と統廃合の危機にある。同校ではその危機を脱しようと高校魅力化PJを行い、教育づくりに取り組んでいる。

2年生の「地域学」は、2年生15名がまちづくり・商業・農業・福祉・土木林業・観光の6つのチームに分かれ、阿賀町で活躍する大人と一緒にプロジェクトを立案・実施していく授業。今回この地域学の授業で、「あがまちづくり」株式会社と高校生3人はまちづくりチームとして出逢い、空き店舗のリノベーションに取り組むことになった。

テーマは「高校生がたまれる場所」。阿賀町には、都市部にすむ高校生が放課後に立ち寄るような、大型のショッピングモールやcaféなどはほぼない。それで落ち着いて高校生同士が楽しく集まれる場所があれば。「高校生がたまれる場」を起点にアイデアや動きが活発になり、関係人口が増えたり、自分たちのまちの魅力を話せる人が増える。そんな想いを込めてプロジェクトがスタートした。

現在までにかかった経費はすべて協力する大人たちによりまかなわれており、総計で数十万円の規模になる予定。そこで今回は、60万円という金額のクラウドファンディングに挑戦する。来年度の阿賀黎明高校の地域学の授業にて、この場を拠点として色々なプロジェクトを今後行い、町の高校生の想いや挑戦とともに変化していく場所としてあり続ける。詳しくはこちら