2022年03月11日 16:18

レバテックキャリアは、社会人エンジニア300名及び中途エンジニアを採用する企業の採用担当者296名を対象に、ITエンジニアのリモートワーク事情調査を実施した。
まず、社会人エンジニアで、現在リモートワークをしている人は全体の74%となり、そのうち半数以上の人がフルリモートで働いていることが分かった。業態別では、フルリモート率が最も高かったのは「コンサルティング企業(70.0%)」。ついで「SIer(46.6%)」「自社開発企業(45.6%)」と続く。エンジニアを採用する企業では、ほとんどがリモートワークを導入していると回答し、全体の約4割がフルリモートで勤務している結果になった。
企業がリモートワークを導入する理由で最も多かったのは「新型コロナウイルス感染予防のため(90.6%)」、ついで「通勤時間の短縮ができるから(29.2%)」「リモートで完結する業務内容だから(16.6%)」。感染リスク回避はもちろんのこと、出社する必要性がないと判断する企業も多いようだ。
一方で、回答が少なかったのは「社員の離職率改善のため(2.9%)」「自社のDX促進のため(4.7%)」で、自社の組織課題や業務課題の解決策を主な理由として、リモートワークを導入する企業は少ないようだ。なおリモートワークを導入していない企業の理由としては、最多が「機密情報漏洩等のセキュリティリスクがあるから(31.6%)」。ついで「社員の生産性が低下するから(26.3%)」「社外顧客対応などに支障が出るため(26.3%)」となった。