2022年02月16日 16:12

レシードは、インターネットで販売している「オリジナル紙袋」の年間売上調査において、国内販売シェアNO.1を獲得した。紙袋の製造は、まず版を作成して紙に印刷し、手作業による手織りか製袋機と呼ばれる機械で組み立てることによって完成する。小ロットで発注する場合、初回は版代が必要になるため、どうしても高単価になってしまうという課題があった。

また、製造工場の製袋機の台数によって、1日の製造上限が決まる。製袋機の場合は注文内容に合わせて、製袋機の折り目幅などの調整をしなければならないため、新しい紙袋の製造を開始する度に、機械をストップさせることに。生産性を確保するためには、ある程度のまとまった注文数が必要であるため、オリジナル紙袋業界では500枚の注文でも小ロットと呼ばれ、断られてしまうことも多かった。

後にレスタスのグループ会社となるレシードは、そこに着目。先に定番サイズの紙袋を製造して在庫を確保しておき、その後に追加で印刷する「ワンポイト紙袋」の商品開発に注力する。その結果、最小ロット100枚での注文が可能となり、同時に短納期も実現した。

オリジナル紙袋業界では、SDGsに基づく脱プラスチックの流れにより、ポリ袋から紙袋へ切り替える企業様が増加。そうしたニーズに応えるため、これからも適正価格での販売を通じて、中小企業の販促活動を応援。それとともに、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」の達成にも貢献していく。