2022年01月25日 12:52

東洋製罐グループは、様々な課題に向き合うことでイノベーションを興し、より豊かな社会の実現を目指すプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」の一環として、使用済みカップを可燃ごみから、循環資源に変えるプロジェクト「CUP TO CUP PROJECT」を開始し、使用済み飲料・食品用カップ洗浄機「Re-CUP WASHER(リカップウォッシャー)」を1月より提供開始する。

紙コップやプラスチックカップは、循環資源としてリサイクルできると思われがちだが、飲食店等で使用されたカップには、スープやクリーム、調味料等の食品残渣が残った状態で廃棄されるため、可燃ごみとして処理されている。

「Re-CUP WASHER」は、幅400mm・奥行500mm・高さ880mmの洗浄機で、紙コップ等の使用済み容器を、ワンタッチ操作で水圧洗浄できるシステム。2種類の仕様(常温水タイプと温水タイプ)で展開し、それぞれお茶等の軽度な汚れから、スープ、クリーム、調味料等の重度な汚れまで、中身に応じて洗い流すことを想定。「Re-CUP WASHER」の導入は、企業としてSDGsに貢献できるだけではなく、例えばカフェで飲み残した紙コップの残渣を、消費者自身に洗浄してもらうことで、消費者がSDGsやリサイクル活動につながるエコアクションを実行できる機会を創出。また、洗浄後のカップを回収ボックスで集めることで、導入店舗における仕分け作業の負担軽減にもつながる。同プロジェクトでは、様々な事業者や自治体と一緒に回収のスキームを検討していく。

OPEN UP! PROJECT