2021年12月21日 09:59

デイブレイクは、飲食店でこれまで廃棄されていた食材を活用し、特殊冷凍した食品を自動販売機で販売する「急速冷凍食品の自動販売機での販売実証」を開始する。

今回、東京都が公募した2021年度の「食品のロングライフ化技術を活用した食品ロス削減事業」に、三菱総合研究所とデイブレイクの協同事業「急速冷凍食品の自動販売機での販売実証」が採択された。同事業は、飲食店の食品ロス削減に貢献するモデル事業として、ここで得られた成果を広く普及させ、課題の解決を図りながら、社会へ実装させることが目的とされている。

「急速冷凍食品の自動販売機での販売実証」では、飲食店のロス食材を活用した料理を特殊冷凍させ、サンデンリテールシステムが製造・販売する冷凍専用自動販売機「ど冷えもん」で販売。ロス食材の有効活用はもちろんのこと、品質を保ったまま販売することで食品ロスを削減に貢献する。

自動販売機で販売する商品は、東京・南麻布の高級江戸前鮨店「鮨心」の協力を得て、営業中に提供しなかった食材を蘇らせた料理。1匹のうち、頭や骨など約6割が廃棄されてしまうという鯛の「アラ」(骨の出汁、端の身)を使った「玄界灘産真鯛の鯛めしおむすび」や、鯛のアラ出汁で煮込んだけんちん汁、寿司ネタとしては使えないゲソを活用した「イカ大根」などを販売。上質な素材を使い、大将の中村さんが一つひとつ丁寧に仕上げた料理を特殊冷凍し、美味しさを閉じ込めた。

冷凍自販機設置場所は、東京モノレール「天王洲アイル」駅中央改札前。販売期間は12月21日~2022年1月21日。

デイブレイク