2021年09月22日 18:06

メディアドゥとトーハンは、メディアドゥ開発のブロックチェーン技術を基盤とするNFT(非代替性トークン)を活用した「NFTデジタル特典付き出版物」を、出版社と共に開発した。10月12日から順次、全国の書店を通じて発売することが決定。第1弾は扶桑社・主婦の友社の雑誌および写真集の合計3タイトルとなる。
購入した出版物などの特典として入手できる、NFTを活用した資産的価値を持つデジタルコンテンツを総称して、メディアドゥとトーハンでは「NFTデジタル特典」と呼んでいる。ユーザーが「NFTデジタル特典」を入手するには、出版物に添付されたカード上の16桁のギフトコードを自身のデバイスで読み込む。これによりNFTが直接Webサイト上で発行され、自身が保有していることが証明可能なデジタルコンテンツを取得できる。Webサイトの詳細は10月12日に発表予定だ。
出版物にこのような「NFTデジタル特典」が付与され刊行されるのは、世界で初めての試みとなる。紙と電子の垣根を越え、本を通してNFTのデジタルアイテムを提供する取り組みにより、店頭集客・売上増加を図り、併せて新たなユーザーを取り込み、出版市場・コンテンツ市場全体の活性化を目指す。
メディアドゥは10月12日正午、デジタルのファンアイテムとしてのNFTを発行・販売でき、「NFTデジタル特典」の発行も可能なプラットフォーム「メディアドゥNFTマーケットプレイス(仮称)」のサービスを開始予定だ。同時刻より報道関係者・IPホルダー向けにサービス説明会も開催する。