2021年09月08日 10:50

パラリンビクス協会代表・穐里明美さんは、9月13日、障がい児家族のためのオンラインコミュニティ「パラリンっ子ひろば」を開設する。

「パラリンビクス」は、障がいのある長男(8歳)を育てる母親である同協会代表理事・穐里さんの25年以上に渡るフィットネス経験と、障がい児育児の実体験を通して得た知識を結集して、考案された運動プログラム。穐里さんは、14歳から「スクールメイツ」に在籍し、ダンスを活かした仕事がしたいと思ったことがきっかけでフィットネスの道へ。2001年フィットネスインストラクター養成校LUCE(ルーチェ)を設立し、20年間でのべ800名を超えるインストラクターを輩出。講座はとにかく楽しく、分かりやすいと定評がある。2020年5月にFair Heartを設立、同年12月にパラリンビクス協会代表理事となった。

現在、全国の18歳未満の身体・知的障がい児は29.7万人。けれど、障がい児を育てる親ならではの不安や悩みを共有する場が少ないのが実情だ。特にこのコロナ禍で、これまで利用していた民間の支援サービスが制限されたり、日常が断絶され、親の負担と孤立はますます深刻化している。そこで穐里さんは、障がい児を育てる親が、安心して悩みを吐き出したり、想いを共有し繋がれる居場所「パラリンっ子ひろば」を、オンライン上で開設することにした。このコミュニティを通し、障がい児ママパパの孤独感を解消し、安心して子育てができる環境を実現すること。そして、障がいの有無に関係なく、すべての子どもが自分らしく生きることができる社会を創造することを目指す。

パラリンビクス協会