2021年09月02日 12:27

一般財団法人鳴門ガレの森美術館は、8月12日、「一般財団法人NFT鳴門美術館」と改称、11月より徳島県鳴門市の美術館名を「鳴門ガレの森美術館」から「NFT鳴門美術館」として再スタートする。
今回、日本国内における美術品及びアート作品のNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)化を普及する為、「一般財団法人NFT鳴門美術館」をスタート。同法人は、美術品及びアート作品に関するNFTの発行、審査、販売(一次販売)、流通(二次販売)ができるNFTのマーケットプレイスを提供する。NFTの販売、流通に特化した美術館の設立は日本初となる。
NFTとは、「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」。基盤技術にブロックチェーンを活用することで、これまで海賊版ともいわれていたコピーが容易であったデジタルデータに対し、唯一無二な資産的価値を付与する。唯一無二の資産価値がデジタルの世界に生まれ、新たな売買市場を生み出す可能性のある技術として注目を浴びている。この新しいデジタル資産NFTは、ビットコインやイーサリアムを始めとする暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行および取引される。国境を超えた取引が即時にできるデジタル世界に、現物の宝石や絵画などのような資産価値が生まれはじめており、近年では中には数億円の価格が付くデジタルアート作品も登場している。