2021年08月26日 13:44

グラミン日本とSAPジャパン、MAIAは、生活困窮者への経済的自立支援を目的として、デジタル・プラットフォームを活用した雇用機会をマッチングさせる就労支援及びデジタル人材育成のためのプログラム「でじたる女子」を8月25日より提供開始する。
コロナ禍において、職を失った非正規雇用労働者は7月時点で5万人を超え2020年12月時点より約35%増加。そのなかでもシングルマザーの7割が雇用や収入へのマイナス影響を経験していると言われている。また、就労機会の減少に伴い、実務を通じたスキルアップやキャリアアップのチャンスが失われつつある。このような社会的な背景のもと、SAPジャパンが4月より運用を始めたソーシャル・リクルーティング・プラットフォーム「SAP Fieldglass(エスエーピー・フィールドグラス)」を活用し、女性のITスキル向上に特化したMAIAのデジタル人材育成プログラム「でじたる女子」を新たに提供する運びとなった。
同プログラムは、シングルマザーを含む女性を対象に、MAIAが提供するe-Learningを通じて「RPA」、「AI-OCR」、「CAD」、「デジタルマーケティング」などニーズの高いIT関連スキルの習得機会を提供。その後、グラミン日本とSAPジャパンが提供する「SAP Fieldglass」を活用し、対象となる女性と提携している企業との雇用機会のマッチングを行う。グラミン日本は、同プログラムを利用する女性向けに、無担保での少額融資、金融教育を提供する。