2021年08月12日 18:13

ぐるなびは、11月より開催する「全国ジビエフェア」の参加店の募集を8月11日より開始する。
野生鳥獣による農林水産業等への被害は、鳥獣の生息分布域の拡大や、農山漁村における過疎化や高齢化による耕作放棄地の増加に伴い深刻化しており、2019年度(令和元年度)の農作物被害額は約158億円とされている。
ぐるなびが2021年1月に実施した調査では、全体の64.0%の飲食店で「ジビエの取り扱いがない」と回答しておりジビエ利用はまだまだ少なく、取り扱っていない理由としては「自店の料理に合わない」が34.4%で最も多く、店舗にあったメニュー提案が難しいことが分かった。一方、消費者への調査では「ジビエを食べたことはないが食べてみたい」が35.0%で最も多い結果となった。さらにジビエに関心がある人のうち「食べる機会がない(52.7%)」「食べられる場所が分からない(34.1%)」と回答した人が多く、ジビエを食べられる店舗等の情報が消費者に不足していることが分かった。
11月から開催する「全国ジビエフェア」では、特設サイトでジビエの取り扱い店舗等のPRを行うとともに、ジビエの認知向上・消費拡大を目的とした販促プロモーションを展開。また、各地で行われているジビエ関連イベントとも連携し、全国で「ジビエを食べること」を盛り上げていく。さらに、飲食店等がジビエを取り入れやすくする支援として、取り扱い方法や活用方法などを伝える「ジビエセミナー」を9月に実施するほか、「ジビエサンプル提供」を行い、飲食店等のメニュー開発などに役立ててもらう。