2020年12月17日 12:49

西日本ニチモウは、水産業の現場からの声を吸い上げ発信していくオウンドメディア「海ペディア」を、同社の創立記念日にあたる12月1日にリリースした。

同社は、西日本地区を代表する漁具の製造・販売会社として、また、船舶、船舶用品、漁労用機械、陸上ネット等の販売を含め、事業展開している。今回公開する同社初のメディア事業「海ペディア」は、同社がコロナウィルスの感染拡大に伴い直面した、対面による自社製品の営業や紹介の難しさを解消し、同時に現場の声やマリンテックに関する情報を、漁師や水産業に関わる人たちに向けて啓蒙していくことを目的に立ち上げられた。

記事内容は漁具メーカーや漁師から見たSDGsに関すること、インタビュワーが漁船に同乗し漁師に取材をする、漁網や漁具を製造している工場の職人にインタビューを行う、世界のマリンテック情報など、水産業に関わる幅広い情報を独自の取材で、月に2本ペースで掲載。水産業でこれまで発信されてこなかった話を第一次情報として発信していく。

日本の水産業は高齢化や魚価安で衰退産業と言われているが、世界的に見ると人口増加に合わせて水産業は発展している段階だ。さらに多様性を求めるこれからの社会において、自然に向き合って行う仕事はより貴重な産業になるはず。水産業界内のそれぞれの業界では、各社の企業努力で技術革新やデジタルシフトができつつある。お互いの業界で連携ができれば、これまでなかった視点で状況が改善し、水産業の持続的な発展していく可能性もあり、「海ペディア」はそこに貢献できればと考えている。

海ペディア