2020年11月30日 17:04

アクアマリンふくしま(福島県いわき市)は、今年最も話題になった魚を決める「流行魚大賞2020」の投票を実施した。集計は、館内に設置した各生物の写真パネルに貼られた投票シールの数とTwitterに投稿した際の「いいね」数の合計で行われた。

その結果、昨年に引き続き2回目の開催となる流行魚大賞に輝いたのは「キンメモドキ」(1,517票)だった。これを記念し、入館口の大型パネルをキンメモドキの写真にするとともに、発表日当日11月28日(土)にはイラストレーター・友永たろさんがデザインしたキンメモドキのステッカーを200名に配布した。広報担当者によると、昨年はSNSやメディアで取り上げられた生き物の中から魚をノミネートしたが、本年は今年流行した言葉から連想される魚をノミネート魚に。その結果、世代を問わず認知されている言葉をキャッチコピーとし、なおかつ言葉と写真の親和性が高かったキンメモドキに票が集まったようだ。

なお、流行魚投票で2位となったのは、ハゴロモコンニャクウオ。2017年に同館等の研究により和名がついた深海魚で、優雅な胸鰭の動きが昭和の名曲「魅せられて」を彷彿させる。3位はニュウドウカジカ。世界一醜い生き物のという認定を受けた魚の仲間で、生きている姿が見られるのは珍しく、同館では7月下旬より展示している。

アクアマリンふくしまは、東北最大の楽しく学べる体験型水族館。潮目の海をテーマに、約800種の生物を展示中。詳しくはこちら