2014年11月20日 11:02

PTCジャパンは、11月18日、人工心臓開発のパイオニアである東京大学大学院医学系研究科の研究グループが完全置換型人工心臓の開発に設計ソフトウェアであるPTC Creoを活用していることを発表した。
同大学では1959年から人工心臓の研究が実施され、1970年からは動物実験が進められてきた。PTC Creoの高度な3Dモデリング機能は、2016年までに体内完全埋込式完全置換型人工心臓を完成させるという研究チームの目標を達成する上で、非常に重要な要素となっている。
人工心臓には、心臓を切除して置換する完全置換型人工心臓と、機能不全の心臓に装着してポンプ機能を補助する補助人工心臓の2種類がある。東京大学人工心臓開発チームは、PTC Creoを用いて、完全置換型人工心臓を中心とした総合的な研究開発を推進して、現在研究開発中の体内埋込式完全置換型人工心臓は、血液を潤滑媒体とするインペラーの非接触浮上により耐久性の著しい向上が見込まれている。